採用面接で志望動機はあえて聞かない


横浜市青葉区の社労士の澤辺です。
タイトルを見て、「えっ?」て思う方もいらっしゃるかも知れません。
でも、これはホントにホントです。

以下、よくある面接の一幕です。
※面接官を「面」、面接を受けに来た人を「受」とします。

受)コンコン(ノック音)失礼します!
面)どうぞお座り下さい。
受)はい、失礼します。(緊張の面持ちで着席。)
面)本日はお越し頂きありがとうございます。早速ですが、志望動機を簡単にお聞かせ下さい。
受)(待ってましたー!!という心の声)御社を志望させて頂いたのはその理念に共感したからです。
・・・(中略)・・・〇〇の理念のもと、経験を活かしながら成長して、御社に貢献していきたいです。

どこにでもある面接の一幕ですね。
では、なぜ志望動機を聞かないのかと言えば、それは、「志望動機なんてない」からです。

みなさまが、誰でも知っているような大企業の採用担当者の方であれば話は別です。
聞いてみる価値もあるかも知れません。

この記事をわざわざ読んでいるのは、日々、採用面接に苦心されている熱心な中小企業の採用ご担当者様だと思います。
イコール社長というケースも少なくないでしょう。

用意してきた志望動機を言ってもらうのではなく、「志望動機はその選考過程で形成していく」
という考えにシフトしてみるのはいかがでしょうか?

HPなど、web上から形成される表層上の志望動機ではなく、
こちらからの熱意ある働きかけによって真の志望動機を形成するということです。

前者の志望動機と後者の志望動機、どちらの志望動機が入社後の「こんなはずじゃなかった」
を防げそうな感じがしますでしょうか?

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